たまプラーザ駅徒歩2分 皮膚科 小児皮膚科 山本皮フ科クリニック

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小児皮膚科

お子さまの皮膚疾患について

■小児の皮膚の特徴

皮膚の厚さはからだの部位によって違いますが、生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の約1/2といわれています。(16歳頃までに成人と同様になります。)そのため、さまざまな刺激をうけやすく、とても敏感です。
新生児期は皮脂の分泌は多いのですが、その後1歳頃から10歳頃までは男性ホルモンの分泌が少ないために皮脂の分泌はわずかになります。もともと、角層の水分量も少ないために冬はもちろんですが、夏でもカサカサすることがあります。

小児期では皮膚はうすく、いつも乾燥状態にあり、皮脂膜でほとんど覆われていないために皮膚のバリア機能が未熟です。そのため、ちょっとした刺激で湿疹や皮膚炎をおこしたり、細菌やウィルスによりとびひや水いぼになったりします。

■小児ドライスキン

1歳頃から10歳頃までは男性ホルモンの分泌が少ないために皮脂の分泌はわずかになります。そのため皮脂膜が薄く角質の水分が蒸発しやすいためにカサカサになります。大気の乾燥する冬はもちろんですが、夏でもカサカサすることがあります。また、お風呂でボディーソープを使い、タオルやスポンジでごしごし擦っていると、皮膚が傷つきバリア機能が壊され、皮脂膜もとれてドライスキンが進行します。そのため小児乾燥型湿疹を起こします。アトピー性皮膚炎に特徴的なアトピックドライスキンなのか、お子様によく見られるドライスキンなのかは皮膚科専門医が見ればわかります。小児ドライスキンは成長とともに改善されていくために、小児アトピー性皮膚炎様に思われた湿疹も少しづつよくなっていくことがほとんどです。
 →ドライスキンのスキンケア:毎日お風呂に入っていれば、石鹸をつけてごしごし洗う必要もありません。ボディーソープは一般に洗浄能力が高く、皮脂を取りすぎてしまいますし、界面活性剤が刺激になることもあります。タオルやスポンジ、ガーゼなども使わず、石鹸を軽く手で泡立て、汚れているところ(首、わき、陰部など)を中心に手で軽く洗い流すだけでも充分です。入浴直後は、角質に水分が充分含まれていますから、すぐに処方された保湿剤を外用してあげると良いです。

■乳児脂漏性湿疹

頭や顔、耳などの脂漏部位という脂っぽいところにできやすい湿疹です。新生児期から生後2ヶ月くらいまでの生理的に皮脂の分泌が高まる時期に起こります。頭皮や顔がカサカサしているので、乾燥と勘違いされていることもあります。治療は頭皮にフケが固着している場合は医療用のオリブ油など、顔は軽度であればアズノール亜鉛華軟膏の非ステロイド外用薬、症状が強ければ弱いステロイド剤を使うこともありますが、炎症が落ち着けば速やかに中止します。通常は2~3ヶ月でよくなりますが、乳児期のアトピー性皮膚炎と症状が似ている場合もあり、症状が長引いたり、ひどい場合には皮膚科専門医にみてもらい治療することが大切です。

■おむつかぶれ

オムツに覆われている高温多湿の環境(皮膚がふやけてバリア機能が弱くなる)で、おしっこやうんちなどの排泄物や汗の刺激、単純にオムツそのもののこすれ、拭きとる際の刺激によってかぶれを起こします。また、高温多湿の環境で、真菌(カビ)が増殖しカンジダ皮膚炎という感染症を起こすこともあり、注意が必要です。
 →おむつかぶれのスキンケア:こまめにオムツをチェックし汚れたらすぐに取り替えてあげましょう。できれば刺激になるので市販のおしり拭きを使うより、ゆるま湯で湿らしたテッシュや柔らかいガーゼでやさしく拭くことやぬるま湯のシャワー浴や座浴をすることが理想的です。その後、すぐにオムツをせず乾かすこと、処方された軟膏を薄い薬のベールをつくるように保護してあげることが大切です。

■汗疹(あせも)

皮膚にはエクリン汗腺という汗を出す器官がありますが、小児ではまだ体の面積が小さいために、面積に対して汗腺の数が多く、発汗量もとても多くなります。そのために汗が皮膚表面から出るときに詰まり汗疹(あせも)になります。
 →あせものスキンケア:予防が大切です。風通しのよい涼しい環境を作ることが大切です。汗をかいたらすぐに拭き取りこまめに着替えさせてあげましょう。衣類はコットンのような吸湿性・通気性に優れたものが良いです。

■小児の紫外線ケアについて

紫外線は光老化、皮膚癌発生リスクを高める有害物質です。皮膚の老化の80%は「光老化」であり、一生に浴びる紫外線の80%は18歳までに浴びているといわれます。そのため、小児であっても紫外線予防は大切です。
小児の場合、皮膚のバリア機能が未熟なためにサンスクリーンの種類によっては刺激になったり、かぶれを起こすこともあります。サンスクリーンには紫外線をカットする成分として紫外線吸収剤と紫外線散乱剤が配合されていますが。紫外線吸収剤は有機化合物であり、まれに皮膚アレルギーや光皮膚アレルギーを起こすことが知られています。日本の子ども用サンスクリーンのほとんどは、紫外線散乱剤のみ配合したサンスクリーンになっています。1歳以上のお子さんには、紫外線散乱剤のみ配合したサンスクリーンを使っていただくようお薦めしています。


小児の皮膚疾患は皮膚がまだ未熟であるために刺激をうけやすく、あっという間に悪くなることがあります。悪化する前に皮膚科専門医にご相談ください。
とくに、適切なスキンケアをすることが大切です。